派遣元管理台帳とは、労働者派遣を行う会社で作成が義務化されている書類を言います。
派遣元管理台帳は、派遣会社がそれぞれの事業所で行い、派遣労働者ごとで作成します。記載しなければならない事項は次のように決められています。
(1)派遣労働者の氏名
(2)派遣先の氏名または名称
(3)派遣先の事業所の名称
(4)派遣先の事業所の所在地および就業場所
(5)労働者派遣の期間および派遣就業を実施する日
(6)就業する日の業務開始、終了時刻
(7)従事する業務の種類(できるだけ詳細に記載すること。)
(8)派遣労働者の苦情の申し出に対する処理に関する事項
(9)紹介予定派遣の労働者に付いては、該当する紹介予定派遣に関する事項
(10)派遣元責任者および派遣先責任者に関する事項
(11)派遣先が時間外労働の日数と時間数
(12)派遣先���の業務の実績
(13)派遣受入期間の制限を受けない業務の労働者派遣に関する事項
(14)派遣労働者の社会保険や雇用保険に関する事項
このほかにも、就業記録や苦情の処理状況などを記載する場合もあります。
これらの事項にそって、派遣労働者の管理を行います。保管期間は3年間と決められています。その理由には、派遣労働によるトラブルを未然に防ぎ、万が一、トラブルが発生しても解決できるようにする役割もあります。また、行政による調査が行われた際に提供するためでもあります。
そして、派遣元管理台帳には個人情報の記載があるので、派遣元責任者による管理を行う必要があります。派遣元管理台帳の管理をパソコンで行う場合は、すぐに閲覧でき、書面に作成できるようにしなければなりません。
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