派遣先とは、派遣会社から派遣された労働者を受け入れる企業を言います。
派遣先は、派遣会社から派遣されてきた労働者を受け入れる体制を整える必要があります。派遣会社との契約には、就労条件の記載を行いますが、その通りに業務が行われるように関係部署に周知する必要があります。
また、派遣されてきた労働者の勤務状態の確認を行い、不都合がある場合は派遣会社に申し出て改善を求めることができます。
その他には、派遣された労働者や派遣元からの苦情は速やかに対処方法を検討し、改善するようにしなければなりません。また、派遣労働者に対する差別やセクハラなどへの対応策も講じる必要があります。
派遣された労働者は、派遣先の責任者等からの業務指示や命令に従い業務を行いますので、派遣されてきた労働者の指導をしっかりと行う必要があります。
派遣による労働者は派遣会社との間で、就労に関する条件や派遣期間などの取り決めが行われているので、それに従い、派遣期間が終了すると就労が終わります。
常用型派遣の場合は、派遣される期間の制限がないので、同じ派遣先に長く勤務するケースもあります。しかし、一般的な派遣である登録型派遣は、条件付で3年以内と原則的に決められています。ですから、就労期間が終了した時点で、引き続き労働者の派遣が必要な場合は、派遣の契約を更新することができます。
派遣で働く場合は、派遣先の企業と派遣元の派遣会社との両方から管理をされている状態になります。業務に関する勤務時間や休日などは派遣先の指示に従いますが、給与や有給休暇などは派遣会社が管理を行うことになります。
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